食糧バウチャー配布を続けているけど、危険度が増していると感じるため、フェイスシールドをネットで探して注文した。


オギラ先生の話によると、キベラスラムではこの1週間で体調崩している人が激増。
今ではほとんどみんなに風邪の症状、咳や熱など出ていて、昨夜は長屋のまわりの人たちの咳がうるさすぎて夜寝れなかったとのこと。
(長屋の壁がトタン一枚で薄いので、音が筒抜け)

しかし驚くのは、キベラスラムでは多くの人が今のところ軽症で、病院にも行かずに回復していっている。
同じ長屋で重症者も出たけど、病院に行くことを拒否して、家で治したらしい。
病院に行って万が一感染していたら、長屋の全員が連れて行かれ、迷惑がかかるから、みんな自力で治したがっているそうだ。
ひたすら生姜湯を飲んでいると言っていた。

さらに驚いたのは、ウガンダ国境近くの村から、キベラに帰ってくる人たちが急増しているとのこと。
村にいても食べ物がない、だから仕方なくキベラに戻ってきているらしいのだが、封鎖されているはずのナイロビに入る通行止め地点では警察に賄賂で通過。
いま、国境周辺の感染者が毎日沢山出ているので心配。

さらに、水不足はさらに悪化していて、水がもう全く無いという。

これは本当に事態は深刻だと思うけど、もう仕方がないから、彼らの強い生命力に期待して、食糧の支援は続けて、なんとか生き延びて欲しいと願っている。

とはいえ、私に感染したら私は彼らのようには強くないから、死ぬかもしれない。
真紀さんのアドバイス、「距離は2メートル!」「鼻栓!」「シャワーキャップ!」「ゴーグル!」を胸に、出来る対策をしてバウチャー渡しに行きたいと思う。

オギラ先生、ケビン先生、リリアンが、コミュニティを回って家庭訪問しながらバウチャーを配布しているので、それがどれほど危険で大変なことかと思う。十分気をつけてもらおう。

皆様に応援いただいているおかげで、多くの家庭に食糧配布を続けることが出来ています。心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。彼らを励ましてあげてください。

ケニアのピークはまだまだこれからだと思います。