ケニアの首都ナイロビの中心から5kmほど離れたアフリカ最大規模のスラム街、キベラスラム。
2.5km四方の土地に100万人から200万人の人々が暮らしていると言われています。
その中にマゴソスクールはあります。
孤児、元ストリートチルドレン、虐待を受けた子どもたち、
労働させられていた子どもたちなどがマゴソスクールにやってきます。
スラムの駆け込み寺として、子どもたちだけではなく、大人も、若者たちも、
困った状況にある人たちがここで共に生きていく場所になっており、
マゴソスクールで家族のように生活をしている人たち(マゴソファミリー)が
子どもと大人を合わせて常時約30名います。
幼稚園から小学8年生までの授業(通いの生徒数500名)、
スラムの貧困者のための職業訓練所(洋裁と大工)と作業所、
毎日の朝昼の給食、高校生のための奨学金制度などを運営し、
2014年には、障がいを持っている子どもたちのための特別学級を作りました。
また、ナイロビから500km離れたミリティー二村で、
キベラのマゴソスクールから移住した子どもたちと村の孤児たちが共に暮らす
「子どもの家ジュンバ・ラ・ワトト」(児童数32名)も運営しています。
合計37名の職員(スラム住民)が働き、マゴソ卒業生たちがボランティアで手伝っています。