昨日発表のキベラでの9人の感染者、そのうち5名は、マゴソスクールと目と鼻の先の家だった。
この経緯はこう。
その家庭の母親はナイロビのサウスBという中流地域の家庭で、通いの洗濯の仕事をしていた。
そこで感染したと思われる。
そして4人の子どもたちと夫が感染して発症。
咳、熱、呼吸困難に陥り、近所の人が保健省に通報。
土曜日の夜に保健省が来て母親と子ども4人を保護。しかし、夫は逃げたという。どこに行ったかわからない。
その後、翌日には保健省が再び来て、その長屋の人たち全員を検査に連れて行ったとのこと。

ケニアのコロナはそもそもは、外国と行ったり来たりするようなクラスの人々から感染がはじまった。
それが貧困層に飛び火すると、それにより最も困窮し危険な状態に陥るのは彼ら貧困者たちだ。

私は3月からお手伝いさんたちには有給で休んでもらっている。いまだにまだお手伝いさんに家に通ってもらって働いてもらっている人は、有給でおやすみを取ってもらい、スラムの人々に感染が広がらないように注意してもらいたい。
そもそもケニアの富裕層の人たちは、家庭での家事を、貧困層の女性たちに依存しているケースが多い。通ってもらうことが彼女ら彼ら子どもたちを命の危険にさらすということを重々理解して、給料を十分に出してお休みをとってもらってほしい。
そもそもがあまりにも安い給料で働いている人々なのに。
これ以上の危険にさらされて欲しくない。