ワケあって、マサイがはいてる昔ながらの古タイヤサンダル(アカラ)を探しに行った。マサイの村からナイロビまでの道中、街道沿いの市場では、「今どきゃもう流行らないんだよ~。たまに行商人が手に持って通りがかるくらいだね~」とことごとく言われ。こりゃもうナイロビのカリオコーマーケットまで行くしかない。ということで、カリオコーへ。

いました、いました。この道一筋で生きてきたっていう、かっちょいい職人じいさんが。健在。

1970年からずっとこの場所でサンダル作り続けているって。

足のサイズに合わせて、さささっとその場で作ってくれた。見事な手さばき、あまりのカッコ良さに見とれた。

あのマサイランドのでっかいトゲには、やっぱりこの厚みがなきゃー!!

めっちゃ久しぶりにカリオコーに行ったけど、いや~、あまりにも変わっていなくてビックリした(笑)。昔のまんま、そのまんまでしたー。

そう言えば、ここで1990年頃に「ひらけ!ポンキッキ」のロケのお手伝いしたことを思い出しました。ムックは飛行機の重量オーバーで来れなくて、ガチャピンだけ来たんですよ。

カリオコーマーケットにガチャピン登場したら、地元の人たちはみんな恐怖のおたけびをあげて大騒ぎになりました。

遠巻きに人だかりになって見物している人々が、「あれは一体、何の生物・・・?人間?それとも・・・?」と、すごく真剣にざわざわと語り合っていたのに吹き出しました。

あの~、ガチャピンの背中にチャックが見えているんですけど~。と私は思いました。

久々にカリオコー行って、あの頃のケニアを思い出しました。懐かしいです。