ママ・カリユキ。シングルマザーで子どもを2人育てている。2人ともマゴソ。母親は洗濯や野菜を切る手伝いなどをして収入を得ている。長男のカリユキは私たちのセカンダリースクール進学支援の枠で学費支援を受けて、寄宿舎の高校で学んでいる。小学生のときカリユキは半分ストリートキッドになった。家が貧しく食べ物がないから、自分で路上に出て鉄くず拾いをして小銭を稼ぐようになった。しかし成績が良く、卒業時の全国統一試験の点数も非常に良かった。高校に行きたいなら路上に出るのをやめるようにとオギラ先生とダン先生が説得。それ以来、とても真面目に高校で学んでいる。相変わらず屑拾いが得意で、先日も壊れたスピーカーを拾ってきて自分で修理し、家に自作のミュージックシステムを作った。
家は線路沿い。心配してママ・カリユキを訪ねてみたら、今日中に撤去されるとわかっているが、行く場所も無ければお金もない。だから今日は朝から途方に暮れていて何もできない。
撤去されると家財道具も失う。まだ間に合ううちにすぐに別の部屋を見つけて引越しするようにと伝え、現在部屋探し中。間に合いますように。
一か月分家賃と敷金のみ支援することに決めました。
次に続く。