16487553_1290393864353727_4817003567288116488_o

ここにリリアンのお店がありました。(オギラが立っている場所。)

今回の強制撤去について、先週の金曜日から「ウワサ」が広がっていたそうです。来週強制撤去が来るそうだ。というウワサです。だけどこの鉄道建設に伴う強制撤去については、線路周辺の人々に警告が出たのは2005年のことで、今まで10年以上も放置されて、いつ撤去が来るという具体的なことは一般の人々にはわからず。だからみんな思っていたのは、「いずれ撤去が来るだろうけど、それは今すぐではないから、それなら、それまでの間に商売をしよう。生活し続けよう。」ということです。リリアンもそう思って、この場所に店舗を購入したのです。年老いてしまったので商売をやめたい知り合いのおばちゃんから買いました。7万シリング投資して購入、そこにさらに投資して建て直しをして、服や雑貨、靴などを売る店を経営していました。

その後、キベラでは鉄道に関する工事が進んでいきました。特に、鉄道会社が代替住居を建設し、そこに入居する権利を「大家(オーナー)」にだけに与えていくということでした。リリアンも、この店の大家ですから、当然権利が欲しかったのですが、彼女に店を売った元の大家が協力を拒否して、結局はその元の大家が代替住居の権利をゲットしました。(この代替住居に関しては、この次の投稿に写真を載せます。)

なのでリリアンは泣き寝入りです。

だけど不幸中の幸いだったのは、リリアンは日曜日から出張だったのですが、早朝に出張に出る直前に、間もなく撤去が来るとささやいてくれた人がいました。半信半疑ではありながら、念のためにと、店にあった商品はすべてまとめてマゴソへ移動させていました。

昨日、強制撤去は突然やってきました。2台のブルドーザーが、キベラのD.O.オフィスからいつもの道を入ってきたそうです。ブルドーザーが通れるように、道中にある家はつぶしながら動いていき、そのまま線路沿いの建築物すべてをひたすらつぶしていったとのことです。午後4時ごろから。

そのときまだみんなマゴソにいましたので、リリアンもまったく知りませんでした。午後6時ごろに用事があってこの道を歩いて、すべての建物が無くなっている、しかも自分の店も無くなっているのを見て、それではじめて知ったそうです。

この周辺の人々に聞いたら、店や家の中のものを取り出す時間も与えてもらえず、ただひたすらつぶされていったので、そこに暴徒も押し寄せて、泥棒に次々と物を取られてしまったと言っていました。

リリアンはショックでしたが元気ですのでご安心ください。

次に続く。